死語辞典

【死語辞典】エテ公(1980年代)

サル(猿)」のこと。

「サル」の音が「去る」と同じで縁起が悪いからと、逆の意味の「得る」を用い(スルメをアタリメと呼ぶのと同様)、そこから「得手」に転じたらしい。

サル並みの低レベルの人間」という意味にも用いられた。

特に1980年代には「動物園のサルに自慰行為を覚えさせると気持ちよさに負けて死ぬまでし続ける」という都市伝説があったため、「覚えたてのセックスに熱中しすぎている人間」をさすこともままあった。

用例は

 

アイツ、今日休み?

 

うん。なんか初めてできたガールフレンドと一晩中励んで起きれなかったらしい

 

エテ公かよっ!

とか。

【関連語】 先公 ポリ公 ズベ公

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【死語辞典】先公(1970年代)

「先生」を意味するツッパリ用語。

「先」は「先生」の「先」。「公」はもともと地位の高い人につける敬称(「伊藤博文公」とか「大隈重信公」とか)だったが、次第に親愛の情(「忠犬ハチ公」とか)どころか侮蔑の意味(「エテ公=猿」とか)に用いられるようになった言葉。

この場合はもちろん侮蔑の意味。

用例は

 

やべっ。先公だ。早くタバコ消せっ!

とか。

【関連語】 ポリ公 ズベ公 エテ公

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【死語辞典】ポリ公(1970年代)

「ポリ」は「警察」を意味する英語の「ポリス」。「公」はもともと地位の高い人につける敬称(「伊藤博文公」とか「大隈重信公」とか)だったが、次第に親愛の情(「忠犬ハチ公」とか)どころか侮蔑の意味(「エテ公=猿」とか)に用いられるようになった言葉。

この場合はもちろん侮蔑の意味。

用例は

 

ポリ公が来るとやべえから、そろそろ引きあげるとすっか

とか。

【関連語】 先公 ズベ公 エテ公

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