(海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』が、1960年代に流行った死語「じんじろげ(ジンジロ毛)」の意味をズバリ解説。用例もアリ。これであなたも死語博士!)
スポンサーリンク
そもそもは1961年に森山加代子さんが歌ってヒットした『じんじろげ』という曲(作詞・渡舟人/作曲・中村八大)があった。その「じんじろげ」とはどういう意味かというと……じつは意味はないらしい。大橋巨泉さんの「ハッパフミフミ」とか、外国民謡(?)の「クイカイマニマニ」「サラスポンダ」のように、意味がわからなくてもなんだかクスクス来ちゃうナンセンスなフレーズが流行った時代なのだろう。
その「じんじろげ」が転じて「ジンジロ毛」となる。60年代生まれの筆者はじつは原曲の記憶はなく、こちらの転用の意味しか知らなかった。
さてそのカタカナ+漢字の「ジンジロ毛」、どういう意味だと思います?
知らなかったとしてもかなりの確率で正解されるのではないかと感じるのだが、そう、「陰毛」の意味だ。「もじゃもじゃ」だけど羊毛なんかにくらべて少し硬質なあたりが、まさに「ジンジロ」な感じだ。
とはいえ、ビキニの水着からはみ出す部分を剃っていたりブラジリアンワックスではがしたりして、長さなんかも短く刈り揃えられた「デリケートゾーン」的な陰毛は、「ジンジロ毛」とは呼べない気がする。もともと薄いのもちょっと違う。「ジャングル状態のままのジョリジョリ」した感じこそが「ジンジロ毛」と呼ぶのにふさわしい。
※重要なお知らせ
【死語辞典】は下記の単独サイトに移行しました。新たな死語も続々アップ中。ぜひご覧ください。