【東京新発見】冷や汗ダラダラ! お台場と秋葉原のVRアトラクション徹底比較(ニッポン見聞録)

ZERO LATENCY VRの装備

2016年に体験したときには「なかなかやるなあ」程度だったVR(バーチャルリアリティー)ゲーム。ところが2017年の一時帰国では、すさまじいことになっていました。未経験の方、絶対におすすめです!!

こんにちは。海外書き人クラブ会員、オーストラリア在住のユッキーです。

2017年の夏、お台場と秋葉原で2つのシューティングVRゲームを両方体験してきました。いずれもパソコンや家庭用ゲーム機のシューティングゲームの中にあたかも自分が紛れ込んだような感覚で、機関銃のようなものを持って敵を打倒していくものです。そのリアリティがすさまじい! ゲームだってわかっているのに、終わったときには全身汗ばみ、15分ほど動悸が止まらないほどでした。
とにかくまずは一ヵ所目から紹介しましょう。

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1  ZERO LATENCY VR @東京ジョイポリス(お台場)

お台場にある室内型遊園地「東京ジョイポリス」。ここで体験できる「ZERO LATENCY VR」です。オーストラリア生まれらしいですが、公開はメルボルンだったので、私は未体験です。

入り口はこんな感じです。

ZERO LATENCY VRの入口

ネットで予約できますが、平日の営業開始直後に行くと、その時間帯はまったく入っていなかったので、すぐにプレーができました(でも朝いちばん以外は結構予約が詰まっていたので、平日でも事前に予約することをおすすめします)。

で、室内に入ると5分ほどのブリーフィングを受けたあと、装備を身につけます。ヘッドマウントディスプレイ(巨大なシュノーケル用水中メガネみたいなアレ。画面を見る機械です)、ヘッドフォン、プレイヤーの位置情報をクリアにするための防弾チョッキみたいな形のジャケット、そして銃です。

で、フル装備の状態がこれ。スタッフの人が写真を撮ってくれました。

ZERO LATENCY VRの装備

「ZERO LATENCY VR」のユニークなのは6人までチームになって同時にチームとなってプレイできる点で、VRアトラクションとしては世界初だそうです(ネットでのゲームと同様、見知らぬ人ともチームになれます)。ということは、1人とか2人とかよりも6人そろったほうがミッションをクリアしやすいのかという疑問が今、沸き起きりましたが、当日は相棒と2人きりの戦いでした。

ZERO LATENCY VR銭湯前

そしていよいよプレイ空間に移動しますが……そこはたぶん10メートル四方くらいしかないただの広間です! ……と、思わず驚いたのですが、考えてみればあたりまえですね、場面も敵もすべてヘッドマウントディスプレイで見る映像なんですから

そのヘッドマウントディスプレイを装着すると、仲間の姿がこんな風に見えます。実際はもう少しリアルでなく、デジタルな感じで見えますが……。

ZERO LATENCY VRの看板

さて肝心なプレイ内容ですが……銃を持って敵と戦うシューティングゲームです。ゲームの詳しい内容は公表してもらいたくないようなのでこれ以上は伝えることはできません。というか……途中でゲームオーバーになっちゃったので、伝えられないんです。

ちなみに出口の外で、得点を確認することができます。

ZERO LATENCY VRの得点ボード

私の得点は1万4000点くらいでしたが、そのときまでのトップの人は6万点越え! たぶん私たちがクリアしたのよりも、もっと上のステージに行っているのだと思いますが、そうなるためには他のゲームと同様、何度もプレイして経験値を高める必要があるのだと思います。

スタッフの方が、最後にそのことを教えてくれて、「敵が撃ってきたら、もっとちゃんとよけるようにするとポイントが上がりますよ~」と助言もしてくれたのですが……ブリーフィングのときにもっとちゃんと教えてくれっ!

まあ、もう一度チャレンジさせるための罠でしょう。

 

ZERO LATENCY VR @東京ジョイポリスに対する極めて個人的な評価

  • 興奮度       ☆☆☆☆
  • ゲームのこだわり度 ☆☆☆☆☆(銃は4種類の弾を打ち分けられる)
  • 見た目のカッコよさ ☆☆☆☆
  • 待ち時間の少なさ  ☆☆☆☆ (予約可能だから)
  • 料金の安さ     ☆    (最低でも入場料800円+プレイ代1回1800円。土日や夏休みなどは2000円)

 

ZERO LATENCY VR @東京ジョイポリス

http://tokyo-joypolis.com/attraction/1st/zerolatency/

 

2 SEGA VR AREA AKIHABARA @クラブセガ秋葉原新館6F

次に紹介するのは秋葉原の「クラブセガ秋葉原新館」で体験できる「SEGA VR AREA AKIHABARA」です。最初に注意しておきますが、秋葉原駅に近いところに同じセガが経営するゲームセンター「セガ秋葉原1号館」があるので、間違ってそっちに行かないようにしてください。

さて、「クラブセガ秋葉原新館」のエレベーターを6階で降りると目の前にはこんな風景が……。

SEGA VR AREA AKIHABARAの入り口

 

さらに近づくとこんな感じです……。

SEGA VR AREA AKIHABARAのプレイフィールド

はい、「東京ジョイポリス」のほうと違って、プレイフィールドというかプレイしている姿が丸見えです。「見た目の本格感」はちょっと劣っている感じです。

ちなみに「SEGA VR AREA AKIHABARA」はネット予約などができず、完全先着順です。スタッフの方によると、平日でも最大で2時間待ち(特に会社が終わったあとの時間)、休日だと5~6時間待ちになることもあるそう。特に休日はできるだけ開店前に並んだほうがよさそうです。

SEGA VR AREA AKIHABARAの待ち時間を示すボード

この日は開店15分後に訪れると50分待ちでした。

(2017年10月10日追記)

さきほど確認したところ、予約できるようになっていました!

予約サイトはこちらです。

 

さて、装備はこんな感じ。

SEGA VR AREA AKIHABARAの装備

この時点ではつけていませんが、当然水中眼鏡風のヘッドマウントディスプレイをつけます。このあたりは「東京ジョイポリス」とほぼ同じですね。こちらはこのあと、指なし手袋をつける点だけがちょっと違っています。

実際のプレイ内容ですが、これも「東京ジョイポリス」同様、口外禁止のようです。ただこちらは「チーム」ではなく、完全な個人競技です。

綱渡り的に狭い場所を歩くときにはマジでビビりますし、敵がおそかかってくるとマジで漏らしそうになりますし、動く歩道状態になっている坂道を一気に駆け上がったあと平らなところにたどり着いたときにはバランスを失ってマジで転びます(最後は中年固有の現象かもしれませんが)。息もぜいぜいしてきます、マジで。

事前に確認を取らされる「利用制限」では……。

SEGA VR AREA AKIHABARAの「利用制限」を記したボード

「65歳以上は不可」となっているのですが、わかりますね。心臓発作起こすかもしれません、マジで。

プレイヤーもVRの世界に入り込み、こんな感じの体勢をとったりしています。彼が見ているのはつい立てみたいなところに隠れて、上から来る敵を撃つ画面でしょう。

SEGA VR AREA AKIHABARAでプレイしている人

完全にVR世界に入り込んでいますね。そう、完全に入り込むんです、マジで!

SEGA VR AREA AKIHABARAをプレイする人

画面右の人、撃たれそうに見えますが、左の人がヘッドマウントディスプレイ内で見ているのは、もちろん全然違う映像です。

で、たぶんこれは書いていいのだと思いますが、「東京ジョイポリス」のほうと違ってこちらはおそらく全員ミッションクリアできるようになっているのではないかと思います。1回目からクリアできましたから……。

そういう意味では1回目のチャレンジから満足度が高いです。

ただ、プレイ終了直後、ヘッドマウントディスプレイの中にプレイタイムや得点らしきものなどが表示されるのですが、これがほんの1~2秒で消えてしまいます。これは改善したほうがいいんじゃないかとスタッフの方に伝えておきました。「東京ジョイポリス」のように外部のディスプレイに表示されるとか、プリントアウトしたものを渡してくれるとか……。

じつは2回プレイして、1回目は予想外に早く消えたためまったく覚えられず……。2回目は注意してなんとかこれだけ記憶しましたが……間違っているところがあるかも。

  • プレイタイム 10:36
    93700ポイント
    10000ポイント
    aランク

上から二番目と三番目がなんのポイントなのかまでは確認できませんでした。

あともう一つ苦言になりますが……外国人観光客がかなり来ているのに、5名ほどいるスタッフの中に片言でも英語ができる人はゼロでした。サクッと通訳してプレイヤーからもスタッフからも感謝されましたが……「観光立国」を目指すニッポンとしてはどうなのかなあと思いました。

せっかく素晴らしいアトラクションを用意しているのに、全然クールじゃないぞ、ジャパン!

ただ、終わったあともしばらくは動悸が収まらないほどリアルなVR世界絶対にオススメのアトラクションです!

 

SEGA VR AREA AKIHABARA @クラブセガ秋葉原新館6Fに対する極めて個人的な評価

  • 興奮度       ☆☆☆☆☆(マジで手に汗握り、最後は幸福な気分に……)
  • ゲームのこだわり度 ☆☆☆☆☆(銃はマシンガンとしてしか使えないが、画面はあれこれ変わる)
  • 見た目のカッコよさ ☆☆   (外から丸見え。とはいえ次にプレイする人たちくらいしか見ていないが)
  • 待ち時間の少なさ  ☆☆☆☆ (予約可能だから)
  • 料金の安さ     ☆☆☆☆ (プレイ代1回1500円のみ)

(2017年10月10日追記)

さきほど確認したところ、予約できるようになっていたので、「待ち時間の少なさ」を書き換えました。

 

SEGA VR AREA AKIHABARA @クラブセガ秋葉原新館6F

https://tempo.sega.jp/tnsb/vr-area_akiba

 

※とりあえずのまとめ

お台場と秋葉原の2つのシューティングVRゲーム。体験すべきかやめておくべきかと訊かれれば、迷わず「体験するべき」と答えます。こんなにマジに冷や汗をかける体験は、そうはないです。絶対にオススメです!!!

その2つのうちどちらか1つを体験するとしたら「SEGA VR AREA AKIHABARA」かな。おそらく誰もがゴールまでたどり着けて、すがすがしい達成感も味わえます。一方、何度も何度も体験するのなら「ZERO LATENCY VR」。やればやるほどステージの内容や銃の操作方法を把握して、どんどんレベルアップできますから

と、両者のまとめをしたあとで、VRの「番外編」を2つ。

 

3 番外編その1 VirtuaLINK @ダイバーシティ東京プラザ2F(お台場)

VirtuaLINKの入り口

先に書いておくと、これは体験していません

お台場のダイバーシティ東京プラザ2Fで、たまたま発見したVRアトラクションです。プレイ内容は「宇宙空間で他の人たちとシンクロして感動体験をする」とのことです。ただ我々は椅子に座ったまま、頭を動かすだけ。VRヘッドマウントディスプレイとヘッドフォンはつけますが、武器みたいなものは持ちません。歩き回ることもありません。

というわけで前の二つが「動」だとしたら、これはかなり「静」な感じですね。アトラクション内を覗いてみると……やっぱりかなり「静」です。

VirtuaLINKの「ポッド」と呼ばれるシート

岩にしみいる蝉の声が聞こえてきそうです。

スタッフの方も暇そう……。

VirtuaLINKのスタッフの方々

最初は「世界のコトならのネタになるし……」と体験しようかと思ったのですが、お値段は1500円。同じお台場の「ZERO LATENCY VR 」よりは安いですが、「SEGA VR AREA AKIHABARA」と同額。比較して割高感は否めないなと思いました。そしてまたお客さんが入っていないのが外から丸見えだから、余計足が遠のく。「行列がある店に人は並ぶ」という原理の正反対。完全な悪循環ですね。

VirtuaLINKのエントランス

今からでも遅くないので、200~300円くらいで公開したらいいのに……と個人的には思いました。それなら何十人も同時に体験できるこのアトラクションでも、結構行列ができたることもありそう。その値段ではいくら行列になっても元が取れないのかもしれませんが……現状よりもずっといい気がします。今のままではお客さんはこれがおもしろいと感じるのかそうでないのか、まったくデータが取れませんから。

VirtuaLINK @ダイバーシティ東京プラザ2F(お台場)に対する極めて個人的な評価

  • 値段を下げたらいいのに度 ☆☆☆☆☆

 

VirtuaLINK @ダイバーシティ東京プラザ2F(お台場)

https://planetarium.konicaminolta.jp/VirtuaLink/DiverCityTokyoPlaza/

4 番外編その2 月9「コードブルー」VR @お台場 みんなの夢体験

最後に紹介するのもたまたま通りかかったところ。ドラマ『コード・ブルー』の特別篇のオリジナルミニドラマをVRで体験できるというものです。

椅子に座って、VRヘッドセットとヘッドフォンをつけるだけというのは「VirtuaLINK」と同じですが、なんと言っても無料なのが嬉しいです。

内容はというと……ガッキーと山ピーと、ヘリに乗って災害現場に出動するというもの。目の前に広がるのは……スタッフの方が撮ってくれた下記の写真の左下にある画面の世界。

コードブルーのVR

もちろんVRで見ると、ガッキーがもっと大きく、身近に感じられます

ヘリの中、目の前にガッキーが座って、横に山ピー。よってこれは「男性向けバージョン」かと思ったのですが、どうやらパターンはこれだけのようです。たぶん女性の体験者は、ほぼずっと山ピーが座っている右を向きっぱなしなんじゃないかな。男はもちろん正面向きっぱなしです。

コードブルーのVRを見ている様子

もちろん動き回ったり銃を撃ったりするわけではないですが、これはこれで楽しい体験です。なんたって無料ですし。

とにかく真正面からストレートに私に、いや、私だけに語り掛けてくれるガッキーがかわいくてドキドキして……心臓発作でコードブルーの出動要請が必要になりそうでした。

 

月9「コードブルー」VR @お台場 みんなの夢体験

  • ガッキーがかわいい度 ☆☆☆☆☆

 

月9「コードブルー」VR @お台場 みんなの夢体験

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2017/170714-259.html

↑このページの左側真ん中あたりに情報があります。

 

以上、2017年の夏に楽しんだVR体験でした。私はパソコンどころか家庭用ビデオデッキの登場も知っている世代ですが、それに匹敵するすごいことが起こっていると感じました。

【文・ユッキー】

 

【ニッポン見聞録】シリーズ全記事はこちらです↓

 

(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)




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