
韓国最南端に位置する済州島は日本から最も近い「海外リゾート」。直行便で約2~3時間です。
済州島は「韓国のハワイ」との異名を持つほど風光明媚なスポットが多く、都会の喧騒から離れることのできる最高のヒーリング観光地です。また海の幸・山の幸も豊富で「味力(みりょく)」も満載!
海外書き人クラブ新会員で韓国ソウル在住の伊藤晃輝が済州島の「魅力と味力」に迫ります。
済州島の魅力!
世界遺産・城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)

標高約180メートルの「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」は海底火山が噴火してできた山です。頂上から眺める日の出が済州島で最も美しいと言われており、水平線から昇る真っ赤な太陽はとても感動的です。頂上まで徒歩約25分。
また周辺にはたくさんのカフェがあります。中でも「プリッツ済州城山店」からは「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」を眺めることができ、コーヒーを飲みながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

月汀里(ウォルジョンリ)海水浴場

「月汀里(ウォルジョンリ)海水浴場」では海水浴はもちろんのこと、海岸沿いのカフェ・レストランでゆったりとした時間を過ごすこともできます。「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」に向かう途中に位置しているのでぜひ立ち寄ってみては?
蜜蝋工房でヒーリング体験!

済州島の雄大な自然と戯れたあとは蜜蝋のほのかな明かりと共にヒーリングしてみるのはいかがでしょうか?
済州西部・エウォルに位置した石造りの倉庫で「チョモン体験」ができます!「チョ」(초)は韓国語で「ろうそく」、「モン」(멍)は「ボーっとすること」をそれぞれ意味します。落ち着いたBGMに耳を傾けながらろうそくの火だけに集中する時間は日ごろの些細な悩みをそっと癒してくれます。
毎週木曜日20時・21時実施。(1回1時間)体験料は1人2万5000ウォンです。
済州島の味力!
済州黒豚

「済州黒豚」は他の豚肉に比べて甘く油の香りが濃厚なことが特徴。イワシの塩辛ソースと一緒にいただくのが済州ならではの食べ方です。定番のサンチュに巻いて食べるのもよし、味変でワサビや明太子をつけて食べるのもおすすめです。ビールとの相性も抜群です!
おすすめのお店は「黒豚家・済州本店」です。流暢な日本語を話す店員さんが丁寧にお肉のお世話をしてくれます。韓国語が話せない方でも安心のお店です。
モムクク(豚肉入り海藻スープ)

「モムクク」は済州島の郷土料理で、日本名では「ホンダワラ」と呼ばれる海藻が入った豚骨スープです。
おすすめ店は済州市内にある「キム・ジェフンのゴサリユッケジャン」というお店。店名にあるようにここは「ゴサリユッケジャン」(ワラビのユッケジャン)の専門店ですが、モムククも絶品!ランチタイムはかなり並ぶので少し早めの訪問がいいかもしれません。IVE・リズさんも行きつけの有名店です。
ネイバーでレビューを書くと食後に「ハンラボンのジュース」(済州産デコポンのジュース)をサービスしてくれました。

カルチジョリム(太刀魚の甘辛煮つけ)

「カルチジョリム」はカルチ(太刀魚)と大根を甘辛く煮た済州島の名物料理です。ショウガ、ニンニク、唐辛子など韓国料理ならではの調味料で味付けされた太刀魚は白ご飯との相性も抜群!味のしみ込んだ大根までしっかりと堪能してください。
おすすめのお店はこちらも済州市内にある「ユリネ食堂」というお店。文化体育観光部(韓国政府)が選定した「大韓民国100大食堂」にも載っている老舗です。比較的、観光客が少なく済州島のローカルな雰囲気を味わいたい方にピッタリです!
ゴサリユッケジャン(ワラビのユッケジャン)

「ゴサリユッケジャン」は豚肉でだしを取った旨味たっぷりなスープに湯で肉とワラビを入れて煮込んだ済州島の郷土料理です。済州島は海鮮だけでなく山菜も豊富。中でも済州産のワラビは嘗て国王に献上されていたほど良質なことで有名です。
「ゴサリユッケジャン」は今回紹介した「キム・ジェフンのゴサリユッケジャン」、「ユリネ食堂」のどちらでも食べることができるので是非挑戦してみてください!
ハンラボン(済州産のデコポン)のジェラート

「ヒュジュルリ済州本店」では済州名産の「ハンラボン」を使ったジェラートを堪能できます。また火山島ならではの玄武岩を模したチョコジェラート「IM玄武」もおすすめ。済州島の雄大な海を背景に写真を撮れば「インスタ映え」間違いなしです。
済州空港から車で約10分の抜群のアクセス。空港に向かう途中に是非立ち寄ってみてください!
「魅力」も「味力」も満載な済州島!
大自然の「魅力」はもちろんのこと、海鮮・山菜・果物まで多彩な「味力」も兼ね備えた済州島。「ひとり旅」にぴったりです。のんびりとカフェで過ごしたり、豊かな自然に癒されたり、自分だけの時間を満喫できる済州旅行に皆さんも旅立ってみてはいかがでしょうか?
(文・写真 伊藤晃輝)