【ハワイ在住ライター直伝】ハワイの3大人気魚

アヒ(マグロ)のボケ

こんにちは、海外書き人クラブ所属、ハワイ島在住ライターの相原光です。

今回は、「知っておきたいハワイの魚」を紹介します!

海に囲まれた島国ハワイは、日本と同じく、魚がとっても豊富。日本でもおなじみの魚から、日本では見かけないような南国の魚など、たくさんの種類の魚が生息しております。

当然、ハワイ産の鮮魚が流通しているわけですが、なんでもかんでも出まわっているわけではなく、種類はある程度限られています。我が家は寿司屋を営んでおりますので、毎日のように魚の仕入れに行きますが、めったに見かけない貴重な魚なんてのもけっこういます

ハワイの魚屋

ハワイの魚というのは、ハワイ語で呼ばれているものがものすごく多いのです。レストランのメニューを見て「なんだかまったくわからない」という思いをした方も多いのではないでしょうか? どんな魚か解説されていないことも多いし、英語で解説されてもわからない、ということもあるかと思います。

アヒ、オノ、マヒマヒ、オパカパカ、ウク、オパ、アウ、エフ、ハプウプウ。こうして連呼されても、なにがなんだかわからないですよね。いきなりたくさんの魚を解説されても覚えられないと思うので、とりあえず、「ハワイ3大魚」をピックアップしてみました。
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1 アヒ(’Ahi)

  • 日本語名:マグロ(キハダとメバチ)
  • 英語名:Tuna

アヒ(マグロ)

「アヒ」とは、マグロのこと!

とはいえ、日本のクロマグロではなく、アヒと言ったら「キハダ」と「メバチ」の2種を指します。クロマグロに比べると脂質が少なく、あっさりとした風味が特徴。さっぱりとした赤身が好きな方には、特におススメです。

ハワイの日本食レストランで使われているのは、ほぼ100パーセントがメバチ。だがしかし、地元の人はキハダを好むという傾向があります。もともとは、アヒというのはキハダのことだったらしいので、ハワイの人には「アヒ=キハダ」という意識があるのかもしれません。キハダは、メバチよりもさらにあっさりしております。

ハワイで流通しているハワイ産のマグロは、基本的に生。日本で生マグロというと、市場に出る量が少なく、とんでもなく高値なので、一般家庭の食卓にのぼることはほとんどないのでは? ハワイでは、生のマグロを気軽な価格で楽しむことができるので、ぜひマグロを食べてみてほしいと思います。

アヒ(マグロ)

そこで気をつけてほしいのが、「冷凍モノに注意!」ということ。ハワイで流通している冷凍モノは、基本的に東南アジアからの輸入ものです。ハワイ産生マグロとは、かなりクオリティが異なりますので、くれぐれも間違えないようご注意ください。

見分けるのはけっこう簡単。冷凍モノは、生に比べると色が白っぽいピンクなんです。スーパーマーケットのポケ(マグロのぶつ切りを調味料などで和えたハワイ料理)売り場には、冷凍モノを使ったポケがあるので要注意。冷凍モノには「Previously Frozen (冷凍)」の表示がありますので、確認しましょう。

アヒ(マグロ)のボケ

せっかく美味しい地元産生マグロがあるのだから、わざわざ輸入冷凍モノを食べるなんて、悲しすぎるよ! と、ここで声を大にして言いたい。ハワイに来たら、ぜひ生マグロを。

アヒは、年間を通して流通しておりますが、キハダは5月から9月、メバチは10月から4月が旬。年末年始は需要が増えるため、品薄になる場合があります。

 

2 オノ(Ono)

  • 日本語名:カマスサワラ
  • 英語名:King Mackerel

「オノ」は、別名として「ワフー」とも呼ばれていますが、どちらかと言えば、「オノ」と呼ぶことの方が多い気がします。

この魚、白身と赤身の中間とモノの本には描写されておりますが、実際は、白身と言い切っていい淡泊な味。日本の「カマスサワラ」に相当します。「カマス」と「サワラ」と「カマスサワラ」というのは、3種類の違う魚なんですね。「カマスサワラ」は、サワラに近く、スズキ目サバ科なのだそうな。

確かに、味はほぼサワラ。上品な味わいの白身です。刺身でもいけますが、ハワイでは、フライやソテーにすることが多いようです。

ハワイを代表する魚なのですが、最近は価格が上がっており、気軽に購入できなくなりつつあります。近年、ハワイのレストランで、手ごろなプライスで提供されているものは、ほとんどが東南アジアからの輸入ものなのです。ちょっと切ないですよね。

ハワイ産のオノを食べるにはどうすればいいか? これはもう、確認するのが一番です。レストランで注文するときに、「ローカル産かどうか」を聞いてみることをおススメします。

とはいえ、旬は春から秋、5月から10月なので、シーズンによっては安くなることもあります。

 

3 マヒマヒ(Mahimahi)

  • 日本語名:シイラ
  • 英語名:Dorado

ハワイで最も有名な魚のひとつ。日本では「シイラ」と呼ばれていますが、英語では「マヒマヒ」で通じるようになりつつあります。四角く突き出た額がじつにユーモラスで特徴的。身は赤みがかった白色で、あっさりした味わいです。グリルやソテーでも食べますが、フライのイメージが強いのではないかと思います。サンドイッチやプレートランチによく登場します。

残念なことに、最近、マヒマヒも価格が上がってきているんですよね。オノ同様、台湾や南米からの冷凍モノを「マヒマヒ」として提供していることが多いのです。輸入モノでも「マヒマヒ」には違いないのですが、ハワイ産ではない可能性があります。

こちらも、レストランで注文する際は、地元産かどうかを確認すべし。

ハワイでの旬は、3月から5月と、9月から11月。この時期は、基本的にリーズナブルな価格で流通しているようです。朝、フィッシュマーケットに行くと、山積みになっているマヒマヒを見ることもありますよ。

ハワイのフードトラック

レストランで扱っているのは、圧倒的にこの3種「アヒ」「オノ」「マヒマヒ」が多いようです。観光でハワイを訪れている場合、これだけ知っていれば、ほぼ事足りるのではないか、というくらい定番中の定番。輸入冷凍モノではなく、ぜひぜひハワイ産の魚を味わってくださいませ。

そのほかの魚につきましては、またの機会に解説したいと思います!

同じハワイ島からの記事【観光でゼッタイ役立つ! 超カンタン基本のハワイ語5選】もぜひ。

【文:海外書き人クラブ 相原光】
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