【旅行ライター直伝】フェス好きなら一度は!欧州のフェスに行くべき3つの理由

オランダの音楽フェス

日本でもすっかり夏の風物詩となった音楽フェスティバル。毎夏の恒例行事として、すでに春先から準備を進めているなんていう方も多いのではないでしょうか?

そんなフェス常連さんにも、「フェスに行ったことはないけれど興味はある!」というフェス初心者の方にも、敢えてお勧めしたいのが音楽フェスの本場、ヨーロッパのフェスなんです。

こんにちは。海外書き人クラブ新会員の平野浩一です。

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1 とにかくフェスが多い!

ヨーロッパでは6月から本格的なフェスシーズンに突入し、8月の中旬頃まであちこちで開催されています。

毎週のように各地で開催されているので旅行の予定が立てやすく、日本からの渡航費が安いタイミングに合わせて、どのフェスに行くかを決めることもできます。

こちらのFestival Seacher.comのように、カレンダーやマップを利用して探すことができるサイトなどを活用するのがお勧めです。

そして、ヨーロッパのフェスは日本に比べると比較的チケットが安いのもポイント!

日本の大型フェスと同じ規模でも、3日間の通しチケットは200〜250ユーロくらいが相場です。キャンプサイト券も比較的安く、設置済みのテントに泊まれるプランもあったりします。

オランダの音楽フェスのテント村

このように、1〜2人用のテントが設置してあり、テント中にはエアベッドまで! 寝袋や枕も借りれるので、荷物はバックパックひとつのみで済んでしまうなんていうことも!

街中の大きな公園が会場になっている場合も多いので、その場合は会場外のホテルや民泊に泊まることもできます。

後述しますが、ヨーロッパのフェスの来場者は基本的には地元の住人の割合が高いので、宿泊施設も比較的空きがありことが多いです。

フェスの多さとチケットの安さを利用して、フェスのハシゴなんていう楽しみ方も充分可能です。EU圏内であれば飛行機での移動が格安なので、バックパックひとつでフェスツアーにトライしてみては?

また、フェスに出演しているアーティストの中には、平日は街中のベニューで演奏して土日はフェスに出演するというような日程でツアーを組んでいるアーティストもいたりもするので、フェスで見逃したりした場合は単独公演に足を運ぶのもいいかもしれません。

 

2 リラックスしたムード

オランダの音楽フェス

日本では、フェスに行くということは夏の一大イベントとして、”しっかり気合いを入れて万全の準備で参加する行事”といった趣がありますが、欧州ではむしろ”地元の仲間たちとフラッと近所の祭りに遊びに来た”という雰囲気が強いです。

遠方から遠征してくる人は少なく、ラフな格好で来て学校の友達や仕事仲間と現地で落ち合ってワイワイ騒ぐという感じです。

ただし、アーティストの演奏が始まってもステージを見ずに大声で楽しく喋り続けている人も多いので、お目当のアーティストのステージは出来るだけ前のほうに行って、本気のファン(逆にもの凄い大合唱)たちに囲まれながら楽しむことをお勧めします。

とは言っても、会場にいる皆んなが自由に思い思いのスタイルで楽しんでいるのを眺めるのも、ヨーロッパのフェスの良いところではないでしょうか。

フェス文化が成熟しているヨーロッパにおいて、音楽フェスは単純に音楽を聴きに行くだけでなく、その場の空気感や友人たちとの会話や現地での新たな出会いなど、そのリラックスしたムードを味わうことがひとつの醍醐味となっていると言えます。

 

3 せっかくだからフェスの会場内も外も存分に楽しもう!

スウェーデンの音楽フェス

フェスが人々の生活と近いのがヨーロッパ。フェスによってもその楽しみ方は様々。実際にいくつかのフェスを例にとって、その様子をお伝えしてみたいと思います!

 

Best Kept Secret Festival (Holand)

オランダの音楽フェス

オランダのティルブルフという街の近郊にある湖のほとりで開催される”Best Kept Secret”では、会場内に以下の写真のようなレストランがあり、予約制でコース料理を楽しめるラグジュアリーなサービスが用意されています。

オランダの音楽フェスでの食事

湖畔でコース料理なんて、フェスというよりリゾート地に来た気分! 相席でシェアしあうという、日本ではあり得ないユニークなスタイル!

オランダの音楽フェスのフードトラック

もちろんフードトラックも充実!

 

HAVEN FESTIVAL (Denmark)

デンマークの音楽フェス

デンマークのコペンハーゲンで開催されている”HAVEN FESTIVAL”は2017年に始まったばかりの若いフェスです。イケアの協賛で新興の楽器メーカーのインスタレーションが楽しめたり、主催者に名を連ねる地元のクラフトビール屋さんやコーヒースタンドなどの出店が盛り沢山。インディペンデントな空気を味わえます。

このような地元への密着度の高さは、近年の欧州フェスの特徴でもあり、フェスの後には観光ついでに、そうした地元のお店に足を運んでみるのも楽しいでしょう。

デンマークの音楽フェス

写真のように近所の住人が徒歩や自転車に乗ってやって来ます。会場内でそんな地元の来場者たちと話す機会があれば、お勧めのお店や観光スポットなど生の情報を聞き出してみては?

デンマークの街並み

会場は、こうした美しい街並みから自転車で10分ほどのところにあります。

デンマークの音楽フェス

もちろんステージは日本の大型フェスのメインステージと同じクラス! しっかりとライブも楽しめます。

 

Way Out West (Sweden)

スウェーデンの音楽フェス

アクセスの良い会場の場合、観光とフェスを同時に楽しむなんていうこともできてしまいます。

スウェーデンのイェーテボリという街で開催されている”Way Out West”は地元で大人気のフェスで、街の中心から徒歩で行けるような距離の会場で開催されています。

デンマークの音楽フェス

会場内はまさに街中の公園といった感じで、東京で言うと新宿御苑や代々木公園のような雰囲気。地元の若者も多く、至るところで「君も来てたのか!」といったノリのハイタッチが。その空気はさながらハイスクールのダンスパーティといった感じでしょうか。

ちなみに、ヨーロッパのフェスは昼過ぎからゆるりと始まって、ヘッドライナー(日本でいうトリ)のステージが始まるのは午前0時を回ることも少なくありません。もちろん会場の出入りは自由ですので、昼間は街中を散策して夜はフェスになんていう贅沢な楽しみ方も!

 

いかがでしたでしょうか? 本当に魅力的なヨーロッパのフェス。みなさんにも、ぜひ一度は足を運んでみてほしいと思います。

さて、ここでいくつか注意を。

地元の人たちは、財布とスマホだけのラフな格好で会場に来ていることが多いですが、日本から行く場合には特に防寒対策には万全を期して行くようにしてください!! 地域によりますが、寒暖の差が激しいヨーロッパでは、昼間が暖かくても夜間は10℃台前半まで落ち込むということも少なくありません。旅先での病気ほど辛いものはありませんので、くれぐれもご注意を。

また会場内ではクレジットカードしか使えないフェスなども増えて来ていますので、インフォメーションをよく読んでから出発するようにしましょう。各フェスの公式ニュースレターに登録すると、開催日が近づくにつれて注意事項をアナウンスしてくれたりするので登録を忘れずに!

(文と写真 平野浩一)
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