【死語辞典】(90年代まとめ)タ~ハ行

海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』。「1990年代」に流行った死語とは? そのうち「タ~ハ行」から始まるものの意味と用例・用法をまとめました。

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【タ行から始まる死語】

タクる

「オタクになる」ことという意味ではない。「タクシーに乗る」「タクシーを使う」こと。

用法は、「荷物多いから、タクらない?」とか、「歩くのタルいから、タクる?」とか。「ちょっと疲れたから、タクらない?」と男が女に言うときは、その後、もっと過激に疲れる行為を提案する場合が多い。

入社早々の若造が経費でタクシーをバンバン使っていたなあ、そういえば。得意先に行くのはまだしも飲んで帰るのも経費で落としていたヤツもいたし。……日本経済、衰退するわけだよね。

ダメダメ

「ダメだ」の「ダメ」を重複したもの。つまり意味は「非常にダメ」なこと。ただしダメさを強調するのではなく、キツさを消してマイルドにするために使われることもある。「あまり良くない」こと。

うーん。その企画じゃ、まだちょっとダメダメな感じだなあ」とか。「あの人、仕事をしてるときはキレ者だけど、お酒が入った途端、ダメダメになるんだよなあ」とか。

ダメダメモードに突入」という言い方も、よく使った。「えっ、ワイン? ビールだけにしてきましょうよ。これじゃあ、まっ昼間っからダメダメモードに突入じゃないですか」とか。

タルい/タリい

「かったるい」の省略形「つかれた」「だるい」「面倒臭い」「やる気にならない」「気分が乗らない」「うっとうしい」といった意味。

「タリい」は「タルい」をさらにラフにした言い回し

「ウザい」などと同様、完全な死語とは言えないかもしれない。

デパガ

「デパートガール」の略。デパートガールはもちろん和製英語。デパートで働く若い女性のこと。

特にファッションやアクセサリーといった売り場で働く女性のことで、食料品売り場や屋上の遊園地、熱帯魚コーナー、また総務や人事などの管理部門や、バイヤーなどとして働く人は入れられないことが多い。
接客業なので、美人が多いが、それほどお高くとまったイメージはないことから、好感度は高かった。どちらかというとお高くとまっているように見られていた「スッチー」の地位低下もあって、「合コンしたい職業」の上位となる。ただ、スッチー同様、ずっと立ち続けて、笑顔を絶やさず接客するという、しんどい職業であることも徐々に知れ渡ってきて、「デパガも大変だよねえ」と同情を集めるようにもなった。
デパガの中でも、受付嬢とエレベーターガールはワンランク上とされることが多い。

【関連語】 スッチー

 

【ナ行から始まる死語】

ノリノリ

すごく「ノリ」がいいこと。のっていること。

用例は「あそこでのノリノリで踊ってる子、誰?」とか。でも今DJが「ではここでノリノリのナンバーをお届けします」なんて言ったら途端にシラけちゃうと思うが、「ノリノリ紀香」とかまだ使っている人もそれなりにいる。

 

【ハ行から始まる死語】

バカップル

「バカ+カップル」。つまり「バカなカップル」のこと。タレントの羽賀研二さんと梅宮アンナさんが、そういう状態だったことからつけられた。

ついでに書くと、梅宮アンナさんのお父さんである梅宮辰夫さんから交際に関して苦言を呈され続けた羽賀研二さんが、「誠意をもって」「誠意を示し」など、「誠意」という単語を連発したところまではいいが、調子にのって桃太郎のような格好で「誠意大将軍」(「征夷大将軍」のダジャレね)と書かれたノボリを手にして現れたものだから、完全に火に油を注ぐ状態になった。……火を見るよりも明らかだろ、お父さんの逆鱗に触れるの!

あの恰好をみたとき、私は羽賀さんにいたく同情した。「『それはマズいからやめろ』と必死になって止めてくれる人が、まわりにいないんだなあ」と。

しかしよくよく考えると、「死語辞典はいいにしてもこういうバカな話を書くのはマズいからやめろ」と止めてくれる人も、私のまわりにいないわけで……。

いずれにせよ、その後、まわりの目を気にせずにひと前でイチャイチャするカップルのことを「バカップル」と呼ぶようになった。羽賀さんと梅宮さんは美男美女だったが、一般社会では「美男になる途上過程にいる男」(ポリティカルコレクトな言い方ね)と「美女になろうと挑戦を続けている女」(同)同士の、ハリセンで頭をひっぱたきなるような二人がイチャイチャした場合、こう呼ばれる傾向が強かった。

爆~

「ものすごく」ということを表現する接頭語。

おそらく「爆笑」から派生したものと思われる。たとえば「爆涙」「爆泣」は、「ものすごく泣く」という意味。

爆睡」と「爆眠」という言い方もある。これはもちろん「ものすごく眠る」という意味だが、「徹夜した後、十二時間以上寝続ける」といった長期にわたって寝る場合にも、「授業中や会議中、電車の中など本来、せいぜいウトウトする程度の状況でも、思い切り寝てしまう」という場合にも用いられる。

ちなみに、「爆睡」と「爆眠」を検索してみると「爆睡」のヒットのほうが、2018年現在圧倒的に多い。1990\年代に私は「爆睡」ではなく、「爆眠」を使っていた記憶があるが、淘汰されたのだろうか。

【類義語】 劇~ ゲロ~ ウルトラ~

パニクる

「パニック」に、動詞にするための「る」をつけた日英チャンポン語頭の中でパニックを起こすこと

用法としては、「この間の合コンで会った子、家にお持ち帰りしたんだよ。そしたら急に『アレになっちゃった』って言いだしたさあ。冗談じゃねえぞってキレそうになってたら、突然、予告もなしにカノジョが来ちゃってさ。オレ、もうパニクっちゃって、ふざけんじゃねえって感じだよな」とか。
正直言って、「お前のほうがふざけんじゃないよ」って感じだよ!

【類語】 テンパる

冬彦さん

マザコン男性」のこと。

ドラマ「ずっとあなたが好きだった」(1992年)で、怪演俳優・佐野史郎さんが演じたマザコン男の役名が「冬彦」だったことから。

用法は「アンタ、3高の男と見合いしたんだって? ラッキーじゃない?」「うん、そうなんだけど、ちょっと冬彦さんっぽくて、悩んでるのよ」とか。

 

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※ このページのいちばん下に【『死語辞典』のチョベリグな使い方】を記しました。そちらもぜひご覧ください。

 

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『死語辞典』のチョベリグな使い方

 

1) 1950年代から2000年代にかけての死語の「意味」「時代背景」ドンピシャリと解説。「用例」も極力ワンサカ載せます。

2) 画面上のほうのメニュー欄の「死語辞典」にカーソルを合わせると、年代ごとの死語がモロ見えになります

3) 画面右側の「検索機能(虫眼鏡マーク)」に知りたい死語を打ち込むと、バッチグーな答えが得られます。

4) 世代が違う方とのコミュニケーションギャップも、パーペキに埋められます。飲み会が「どっちらけ~」になることも避けられます。

5) 死語の解説は、管理人の独断により行っています。偏りは重々承知の助。どうぞ許してチョンマゲ! (間違いのご指摘はお待ちしております)

6) 「こんな死語もある」というご投稿もウハウハ大歓迎です(すべて反映するとは限りませんが)。なお、著作権は当ブログの管理人が持つものとします。

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