【死語辞典】(70年代「マ~ワ行」の死語まとめ)

海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』。「1970年代」に流行った死語とは? 「マ~ワ行」から始まるものは数が少ないので、すべて合わせて意味と用例・用法をまとめました。

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【マ行から始まる死語】

マブい

「かわいい」という意味のツッパリ用語。その前は「シャン」というのもあった。

用法は「カノジョ、マブいね」とか。「マブギャル」という言い方もあった。

「みんな、持ってるんだよ~」「みんなって誰だ、言ってみろ!」

何かを買ってもらおうとねだる子どもと、その親との会話。……というより、掛け合い漫才? 一方で、哲学とか禅問答の匂いも感じさせる。「みんなとは誰だ」「みんなってどこまでを差すんだ」とかね。「無限」と「無限+1」はどっちが大きいのかとか、「無限÷無限」はいくつか、みたいな話。

「ガキンチョ語」も大人とのコラボレーション一つでものすごく高尚になる好例。

ムチムチ/ムッチムチ/ムッチリムチムチ

小さい下着や衣服から肉がはみ出す様を、肯定的に表現した言葉。ブルゾンちえみさんがまさにそれ。

「ムチムチ」はネットで検索すると結構ヒットするけど、話し言葉ではほとんど使われなくなったので、死語とした。今、「ああ、あのムチムチの女の子?」みたいな言い方、しないものね。

中学時代(1967~68年頃)に『むちむちプリン』というタイトルだかキャッチフレーズだかがついたエロ映画があって、もちろん私は観たわけではないが、そのタイトルがクラスメート(もちろん男子のみね)の間で異常に流行った。もしも「1年1組の流行語大賞」みたいなのがあったら、間違いなく小結くらいにはランク付けされていたと思う。

あと、同級生の何人かが某私鉄の某駅を利用していて、そこの駅前の風俗店(ピンサロか何かなのだろうか)の呼び込みで「シャチョーさんもブチョーさんも。どうぞ、ささ、どうぞ。ムッチリムチムチ、ムッチリムチムチです」というフレーズが使われていたとかで、これも流行ったという甘い記憶がある。共学校だから今だったら完全にセクハラだね。

そう言えば、当時のエロ漫画に描かれる女性って、「実物だったらちょっとパスだな」と思えるくらい、肉感的というか太めの人が多かったね。

どうでもいいけど、高田馬場駅から見える質屋さんのビルの上にあった、「女相撲」の看板。ふんどしはしているけど、オッパイぽろりで目のやり場に困ったね。きれいな裸ならまだしも、「女相撲」の裸を見て、「お前、あれ、見ただろう」的なあらぬ疑いはかけられたくないもんだ。まかり間違ってあんなもの見て反応なんてしようものなら、滝行でもしなきゃならない気分になる。

【類義語】 グラマー

目立とう精神

「目立とうとする精神」の略。つまり「目立ちたがりたいという気持ち」のこと。

まーた、アイツ、目立とう精神発揮しやがって」というように否定的に使われた。これまた、「出る杭は打たれる」という日本人の体質を如実に表す言葉。あっ、でも英語でも「Don’t show off!」(ひけらかすんじゃないよ!)って言うか。

メンチ切る

ツッパリ用語の基礎知識。相手を睨むこと。「メンチ切る」はちょっと関西っぽいかもしれない。今、使うとしたら……。

何、メンチ切ってんだよ!

「ちげーよ。これ、トンカツだよ!」

トンカツ屋さんでの会話だね。

【類義語】 ガンを飛ばす/ガンつける

 

【ヤ行から始まる死語】

♪やめてよしてさわらないで垢がつくから~ あなたなんて嫌いよ大嫌いよ~

大事にしているものを触られたときとか、今まさに読んでいる本やマンガを「ちょっと見せて!」と奪われそうになったときに用いる言葉。女の子が良く使っていた。

しかし冷静に考えるとこのフレーズ、前半だけで充分なはず。「垢がつくから~」まででもかなりキツイはず。それなのにダメ押しで「♪あなたなんて嫌いよ大嫌いよ~」までつけるなんて女の子って残酷……と小学生の私はビビッていた。正直言って女性不信。

小学校時代に初体験を済ませられなかったのって、きっとそういう事情からなんだろうね。

 

【ラ行から始まる死語】

ラッタッタ

ホンダの「ロードパル」というママチャリ型の原付のことだが、やがて「原チャリ」全般をさすようになった。

言葉の由来は「ロードパル」のテレビCMで、ソフィア・ローレンが能天気に「ラッタッタ~」と叫んだことから。商品名よりずっとインパクトがあったのだね。当時12歳で、ソフィア・ローレンのことなんか知らんかった私はそのとき、「この人、ラリってるのか」と正直、ビビった。

これもまだ完全な死語とは言い切れず、田舎のおばあちゃんなんかが使っている可能性は高い。

【関連語】 エレックさん  タッチョンパ

ルンペン

「乞食」という言い方が避けられて、代わりに使われた言葉。ちなみに元はフランス語。一昔前で言えば「プー太郎」(←最近、意味が「無職で学生でもない」みたいに変わったけど、登場当時は「乞食」という意味だった)。現在で言えば「ホームレス」と同じ。だが「ルンペン」には何か信じる哲学があって、その生活形態を取っていると思わせる響きがあって……。

フランス語ってすごいねえ。

 

【ワ行から始まる死語】

猥談

エロ話。エッチ話。「卑猥」の「猥」に「談」をつけて「猥談」。たぶん「怪談」と語呂を合わせたのだと思う。

用例は「おまえ、ホント、猥談好きだなあ」。

 

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※ このページのいちばん下に【『死語辞典』のチョベリグな使い方】を記しました。そちらもぜひご覧ください。

 

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『死語辞典』のチョベリグな使い方

 

1) 1950年代から2000年代にかけての死語の「意味」「時代背景」ドンピシャリと解説。「用例」も極力ワンサカ載せます。

2) 画面上のほうのメニュー欄の「死語辞典」にカーソルを合わせると、年代ごとの死語がモロ見えになります

3) 画面右側の「検索機能(虫眼鏡マーク)」に知りたい死語を打ち込むと、バッチグーな答えが得られます。

4) 世代が違う方とのコミュニケーションギャップも、パーペキに埋められます。飲み会が「どっちらけ~」になることも避けられます。

5) 死語の解説は、管理人の独断により行っています。偏りは重々承知の助。どうぞ許してチョンマゲ! (間違いのご指摘はお待ちしております)

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