【海外在住ライター直伝】世界5ヵ国のクリスマス料理・お菓子大公開

夜のクリスマスツリー

日本のみなさん。「クリスマスはフライドチキンとイチゴと生クリームのケーキを食べる日」だと思っていませんか? じつはそれ、日本独特の習慣なのです。

こんにちは。海外書き人クラブの柳沢有紀夫です。今回は海外書き人クラブのメンバーに集めてもらった世界各地のクリスマス料理やお菓子の情報をご紹介します。

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イギリスの「ロースト料理」

イギリスのロースト料理

ⓒボッティング大田朋子 2016

イギリスのクリスマス料理はローストターキーが主流です。アメリカとは違ってイギリスでは普段はあまり七面鳥を食べる機会がないのですが、クリスマス料理ではイギリス家庭の75%が七面鳥を食べているという調査結果もあるほどクリスマスのメニューとしてポピュラーです。七面鳥が苦手な人は、毎週日曜日に家族が集まって食べる「ローストサンデイ」と同じようにローストビーフやローストチキンをクリスマスメニューにします。ローストの付け合せは茹でた芽キャベツや茹でて焼いたじゃがいもや人参、キャベツなど。これらを食べただけで胃はかなりヘビーですが、さらにデザートやチーズ&クラッカーが続きます。(ボッティング大田朋子)

 

「クリスマスにフライドチキン」は、もともとこの「ローストターキー」に端を発しているのだと思います。日本では七面鳥にあまりなじみがないので、「ローストチキン」で代用。これを「チキンといえばケンタッキー」のケンタッキー・フライド・チキンが見逃すはずもなく、「クリスマスにはケンタッキー」的なキャンペーンを展開。見事に定着させ、今ではコンビニまでも「クリスマス用フライドチキン」の予約を受け付けるまでになりました。「バレンタインデーにはチョコレート」のモロゾフと同じような話ですが、フライドチキンのキャンペーンは比較的最近のため、ローストチキンが主流だった時代を覚えている方も多いと思います。

ちなみにローストターキーはローストチキンと比べると……。

  • 口あたりはパサパサしている
  • 歯ごたえはしっかり固め
  • 味わいは滋味が濃厚

……といった感じです。ジビエ好きにはいいかもしれませんが、「食用の鳥類の肉としてチキンが主流なのもわかる」といった味です。

さてヨーロッパでも必ずしも「ロースト料理」というわけではありません。

スウェーデンの「スモーガスボード」

スウェーデンのクリスマスディナーの定番は「スモーガスボード」。日本でいう「バイキング」のビュッフェ形式で、前菜、メイン、チーズやデザートと何回かに分けてとりにいきます。スモークサーモン、パテ、卵料理、ニシンの酢漬けなどが冷たい前菜。メインはユールフィンカと呼ばれる豚を丸ごと茹でて焼いたハムです。それに大きめのソーセージ、ミートボール、スペアリブ、温かい魚料理、ポテトグラタンなどが加わります。(中妻美奈子)

フィリピン・マニラの「パスタ」

山積みにされたパスタの箱

ⓒOkada M. A.

フィリピンのクリスマスはハロウィンと同時期に始まり、ダラダラと新年が明けてからもまだ続きます。クリスマス・パーティの名目で12月に入れば学校、職場、親戚、家族、同好会、同窓会とありとあらゆる組織・団体・血縁・成り行き等でやたら行われます。で、そこではとにかくパスタ、パスタ、パスタ! ケーキはあるに越したことはない。豚の丸焼きもあるに越したことはない。しかし欠かせないのはパスタ! パスタ! パスタ! スーパーでは売り場を圧する平積みはもちろん、倉庫に入りきれない在庫は店内のスキマというスキマにギッシリ!(Okada M. A.)

オーストラリア・ブリスベンの「冷製シーフード」

カキ各種

イギリス系の移民が主流のオーストラリアでも、かつては「クリスマスにはロースト料理」が主流でした。ところが最近人気を集めているのが、「冷製シーフード」。具体的には「ゆで(て冷やした)エビ」「生ガキ」です。

どうしてこうなったかというと、地理が大きく関係します。ご存知のようにオーストラリアは南半球にあります。だから12月下旬といえば夏真っ盛り。オーブンでキッチンを灼熱地獄にするロースト料理はつくるほうも大変だし、食べるほうも遠慮したいという向きが多くなったのです。

で、夏に向いている冷たい食べ物ということで人気を集めているのが、「冷製シーフード」というわけです。特に亜熱帯のブリスベンはその傾向が強いかもしれません。実際、ちょっと大きな魚屋さんだと「23日と24日は24時間営業」というところもあります。

それから同じく冷たいものということで、ハムの塊も人気です。「脚一本」とかそういう大きさです。切り分けて食べるところが、より「ロースト料理の代用」感が強いかもしれませんかね。

シーフードの盛り合わせ

さてあれこれ読んでいただいて、頭の中も満腹気味かと思うので、そろそろデザートといきましょうか。日本では「スポンジケーキにホイップクリーム、イチゴ」が「クリスマスケーキ」の定番というか「なければ始まらない」といった感じですが、これは世界の常識というわけではないのです。

イギリスの「クリスマスプディング」や「ミンスパイ」

イギリスでのクリスマス時期の典型的なデザートはクリスマスケーキではなく「クリスマスプディング」や「ミンスパイ」。「クリスマスプディング」は、ドライフルーツがたっぷり入ったずっしりと重いブランディー入りケーキ、すごく甘いです! 「ミンスパイ」はリンゴ、ナッツ類、スパイスをまぜてパイ生地で焼き上げたもので、12月にイギリス人家庭に遊びに行くと必ずといっていいほど紅茶と一緒に振る舞われます。

イギリスのクリスマスではものすごくヘビーな料理のあとに超ヘビーな(しかも甘すぎる!)スイーツを食べるのでお腹が重くなりますが、寒さを吹き飛ばすにはそれくらいのカロリーが必要なのかもしれません!(ボッティング大田朋子)

オーストリアの三日月クッキー「ヴァニラ・キッフェルン」

オーストラリアのクリスマスクッキー

ⒸAi Valenta 2016

オーストリアではクリスマスにケーキではなく、クッキーを食べます。それぞれの家庭に伝わるレシピが色々あり、クリスマス前数週間のうちに母と子供で一緒に作ったりもします。代表的なものはヴァニラ・キッフェルン(Vanilla Kipferl)。三日月型をしたクッキーでバニラシュガーがまぶしてあります。その他にも数種類のクッキーを大量に作り冬の間ちょこちょこ食べたり、お友達や近所にあげたりして楽しみます。(バレンタ愛)

オーストラリアのクリスマスクッキー

ⒸAi Valenta 2016

スウェーデンの「ミルク粥」

スウェーデンではクリスマス・ケーキの風習はありません。イブのディナーのデザートは甘いミルク粥です。クリスマスならではのお菓子はジンジャークッキー、サフランバンズ、一口チョコレート。(中妻美奈子)

 

世界のクリスマス料理とデザート、いかがでしたか? 「今年はイギリス風に」とか「スウェーデン風に」という楽しみ方もありますが……やっぱり定番は定番の良さがありますよね。あっ、「イブは日本風、イブイブはイギリス風、イブイブイブは……」というのも手かも。……どんだけパーリーピーポーなんだ、私。

【文:海外書き人クラブ 柳沢有紀夫】

(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)



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