【死語辞典】(50年代以前「サ行」の死語まとめ)

海外書き人クラブがお届けする『死語辞典』。「1950年代以前」に流行った死語とは? そのうち「サ行」から始まるものの意味と用例・用法をまとめました。

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【死語辞典】は下記の単独サイトに移行しました。新たな死語も続々アップ中。ぜひご覧ください。

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逆さクラゲ

連れ込み旅館」のこと。つまり現在の「ラブホテル」。なぜ「逆さクラゲ」と呼ぶのかについては、「♨」を見ながらパソコンなりタブレットPCなりスマホなりを上下逆さにひっくり返してみてほしい。

……ねっ、「逆さクラゲ」と呼ばれる理由、一目瞭然でしょ?

ところでスマホならまだしも、パソコンやタブレットPCを実際にひっくり返したあなた。電車の中とかベンチとか、他人がいるところだったら、一目瞭然で「変な人」と思われたはず。

……すみません。「♪アホが見~る~ ブタのケ~ツ~」みたいな、幼稚な引っかけをして。

【類義語】 温泉マーク

左党

「酒好き」。飲む量はそれほど多くない場合もある。他の言葉よりも粋でイナセだね。用法は、「いや、私は甘いものは苦手で。甘党ではなく左党ですから」。ちなみに甘いものもお酒も好きな人間のことを「両刀使い」という。……まあ、別の意味もあるけどね。

ざる

大酒飲み」のこと。ざるに液体を入れても入れても隙間から流れてしまって満たされないことから、お酒を飲んでも飲んでも満足しない(酔わない)人を指すようになった。

用法は「あの女、ざるだな」とか。

ちなみに今から30年近く前、花見のときにのっぱらった「ざる」の女の子が木に登ろうとして落ちたとき、「ざるも木から落ちる」と沈着冷静にオヤジギャグを放ったS先輩の存在なしには、今の私はないと思う。

転じて80年代、ある種の液体を注いでも注いでも満足せずに、次を注入されることを望む女性のことを「ざる」と呼ぶこともあった。

【類義語】 うわばみ 呑み助/飲み助 飲んだくれ 飲兵衛

【関連語】 左党

すっとこどっこい

相手をののしる言葉だが、目上の者が目下の者をたしなめる際に用いられ、どこかしたらあたたかい視線が感じられる言葉「もー、このおバカさんが……」的なニュアンス。

たとえば……。

あわてん坊 「てえへんでえ、ていへんでえ」

御隠居 「何を騒いでいるんだね、このすっとこどっこいが

または……。

おかみさん 「どこ、ほっつき歩いてるんだろうね、ウチのすっとこどっこいは

この場合、「ウチのすっとこどっこい」とは、「ダメ亭主(だけど長年連れ添ったから憎めない)」くらいの意味。

【類義語】 アンポンタン オンタンチン/オタンチン オタンコナス トンチンカン トウヘンボク でくのぼう うすらとんかち こんこんちき イカレポンチ

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※ このページのいちばん下に【『死語辞典』のチョベリグな使い方】を記しました。そちらもぜひご覧ください

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『死語辞典』のチョベリグな使い方

 

1) 1950年代から2000年代にかけての死語の「意味」「時代背景」ドンピシャリと解説。「用例」も極力ワンサカ載せます。

2) 画面上のほうのメニュー欄の「死語辞典」にカーソルを合わせると、年代ごとの死語がモロ見えになります

3) 画面右側の「検索機能(虫眼鏡マーク)」に知りたい死語を打ち込むと、バッチグーな答えが得られます。

4) 世代が違う方とのコミュニケーションギャップも、パーペキに埋められます。飲み会が「どっちらけ~」になることも避けられます。

5) 死語の解説は、管理人の独断により行っています。偏りは重々承知の助。どうぞ許してチョンマゲ! (間違いのご指摘はお待ちしております)

6) 「こんな死語もある」というご投稿もウハウハ大歓迎です(すべて反映するとは限りませんが)。なお、著作権は当ブログの管理人が持つものとします。

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