【オーストラリア在住ライター直伝】市街地ドライブ 10の注意点

古いトラックに書かれたカフェのサイン

オーストラリア旅行で海外ドライブするぞーっ!」と意気込んでいるあなた。

はい、そうですね。オーストラリアは日本人が運転するのにぴったりのです。土地は広くて、道路も空いているから、快適なドライブが楽しめます!

そしてなんといっても日本と同じ左側通行ですから!

こんにちは。海外書き人クラブ所属、オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。

本当にオーストラリアは運転しやすい国だと思います。アメリカなど右側通行の国だと、それだけで違和感がありますし。

またやはり先進国なので、いざというときの安心感もあります。

とはいえやはり外国日本とは違うルールや常識があります。今回はそれらをお知らせしましょう。旅行者だけでなく、オーストラリアに住み始める方々にも参考になると思います。

ちなみにここで書くのはクイーンズランド州(ブリスベン、ゴールドコースト、ケアンズなどを含む)のルール。他の州もだいたい事情は同じだと思うのですが、詳しくは各州の交通局のサイトなどで確認してください。

それから今回は手持ちの写真を探している時間がなかったので、トップ画像以外はすべてクイーンズランド州政府観光局(Tourism and Events Queensland)から提供してもらいました。

今回はまず「市街地編」です。

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1 制限速度や推奨速度厳守

時速50キロ推奨の道路標識

Tourism and Events Queensland

日本の東名高速道路や中央高速道路はややもすると「制限速度+30キロ」くらいが、「平均巡航速度」という印象を受けますが、その調子でいると痛い目に遭います。

まずはスピードカメラや、パトカー(覆面を含む)からのスピードガンがものすごく多いこと。特に覆面パトカーはかなりいますし、多種多様です。別の車がつかまっているのを見て、「ひえーっ。ベンツの覆面パト!」なんて驚かされたこともあります。

ただつかまるのならまだマシかもしれません。というのは、オーストラリアの速度表示は、高速道路の100キロ制限以外は「納得できる数字」がほとんど。特に前方にカーブがある場合などに表示される黄色い背景に黒文字で書かれている「推奨速度」は、あくまでも「推奨」なので法律上は守る必要はないのですが、そのくらいに速度を落としたほうが本当に無難です。

事故に遭ってからでは遅いのです。

2 横断歩道ではちゃんと止まる

日本でも「横断歩道で歩行者が待っていたら停止する」のが法律のはずなのですが……停まらないドライバーが多いですよね。オーストラリアではみんなきちんと停まります歩行者も「車は停まるもの」と思い込んでいます

日本と同じ感覚でいると重大事故につながりかねないので、注意してください。

 

3 警報機が鳴っていない踏み切りは一時停止不要

踏切の警報機

Tourism and Events Queensland

逆にオーストラリアでは踏切手前で一時停止しない人が多いです。……といっても一時停止する必要はないんですね、法律上。もちろん遮断機が下りていたり、警報機が鳴り始めたら、一時停止しなければなりません。警報機がない踏切で、列車が近づいているのが見えている場合も同様です。

踏切手前で一時停止してはいけないということはないのですが、後続の車はあなたが停止しないものと思い込んでいるので、追突事故に遭う危険性もあります。もちろん後方から追突された場合にはあなたの非はないのですが、ムチ打ち症で通院や入院したり後遺症に悩まされるのは嫌なもの。気をつけてください。

 

4 ランドアバウト(ロータリー)は右方優先

ロータリー交差点は、最近日本でも出てきましたね。一時帰国時に運転免許更新の講習を受けた際、「東京にも初めてのロータリー交差点ができた」と講師の方が話していました。

オーストラリアではランドアバウト(Round about)という呼び名ですが、省略して「ランダバウト」という感じの発音になります。

信号のある交差点のように、不必要なときには止まらなくてもいいので便利です。とはいえあまり交通量が多くなると逆に平均所要時間が長くなるのか、信号機付きの交差点に変更になることもあります。逆には信号機付きからランドアバウトになった例は、少なくとも私は見たことがありません。

ランドアバウトの原則は「右方優先」。つまり右から来る車があったら、そちらに譲らなければいけないので、ランドアバウトには侵入してはいけません。これがいちばん大切なポイントです。

とはいえ右ばかり見ていては流れに乗ることはむずかしい。たとえば前方から直進してくる車があった場合は、右方にいる車はランドアバウトに侵入できない(右方にいる車にとっては、その右から来る車が「右方優先」だからです)。よって、それを確認したらラウンドアバウトに侵入するのがスマートなやり方です。

それから2車線以上あるラウンドアバウトでは、隣のレーンにはみ出さないように気をつけてください。

 

5 ガソリンスタンドはセルフのみ

日本でも増えつつあるセルフのガソリンスタンドですが、オーストラリアではセルフではないガソリンスタンドは見たことがありません。すべてセルフです。

ちなみにガソリンスタンドは和製英語です。アメリカ英語の「ガスステーション」でもなく、オーストラリアでは「ペトロールステーション(petrol station)」と呼びます

それから「レギュラーガソリン」という呼び方もしなくて、「アンレディッド(unleaded)」。つい「アンリーディド」と読んでしまいそうですが、「アンレディッド」が正しいです。ガソリンスタンドの看板などでは「ULP」と省略されていることもあります。Pはpetrolの略ですね。

エタノールが10パーセント入ったガソリンもよくあります。

ハイオク」は「プレミアム(premium)」です。

ディーゼル」はオーストラリアでもdieselです。

レンタカーなどを借りる場合はしっかり確認してください。

 

6 チャイルドシートは義務

少なくともクイーンズランド州では7歳までチャイルドシートに座らせることが義務付けられています。

レンタカーを借りる場合は、事前に伝えておきましょう。

 

7 バス優先

ハミルトン島のバス

Tourism and Events Queensland

 

Moreton Island

停車しているバスがウィンカー(オーストラリアでは「ブリンカー(blinker)」と呼びます)を出している場合、後続の車は道を譲らなければなりません。

 

8 トランジットレーンに注意

ある一定数の人以上が乗車していないと入れない車線があります。トランジットレーン(Transit lane)と呼び、「T2」と書かれている場合は2人以上、「T3」なら3人以上です。

「人数が多ければ優先的に走らせる」から何人かで同乗しなさいという、一種の渋滞解消策でもあります。だから朝夕の通勤時間だけトランジットレーンになっているところも多いです。

 

9 前向き駐車が主流

ここから先は法律やルールではなく、日本とは違う「常識」になります。

まずは駐車。日本だとリアからバックで駐車する人がほとんどですが、オーストラリアでは少数派。ほとんどのドライバーが頭から突っ込んでいきます。

理由は「買い物したあと荷物をトランクに入れやすいから」ということのようですが、家のガレージでも頭から突っ込んで、道路に出るときは後ろからバックでという人がほとんどです。

でもまあこれは決まりではないので、好きなほうにすればいいと思います。

 

10 ハザードランプやパッシングの使い方が違う

日本では車線に入れてもらったあとに、「入れてくれてありがとう」という意味でハザードランプを2~3回点滅させますが、この習慣はないです。というか、譲るのが結構あたりまえです。そのあたりのマナーは日本よりも一般的にいいです。

また追い越し車線における「こらっ、どけっ!」系のパッシングもないです。ではどうするのかというと……辛抱強く待ちますね。または走行車線から抜くとか。

ただ「お先にどうぞ」という意味(噂によると関西では「こっちが先に行く」という意味らしいですが)や、「この先でネズミ取りをやっているぞ」という警告のパッシングはオーストラリアでも使われます

 

他にもまだまだ違いはありますが、主だったところを挙げてみました。

各標識の意味については下記のクイーンズランド州政府のページが役立つと思います。

Road signs

https://www.qld.gov.au/transport/safety/signs/index.html

※各標識をクリックすると、そのカテゴリーの他の標識も現れます。

とにかく安全運転を心がけてくださいね。

 

 【まとめ】

  1. 制限速度や推奨速度厳守
  2. 横断歩道ではちゃんと止まる
  3. 警報機が鳴っていない踏み切りは一時停止不要
  4. ランドアバウト(ロータリー交差点)は右方優先
  5.  ガソリンスタンドはセルフのみ
  6. チャイルドシートは義務
  7. バス優先
  8. トランジットレーンに注意
  9. 前向き駐車が主流
  10. ハザードランプやパッシングの使い方が違う

 

姉妹編である

【オーストラリアのハイウェイドライブ 4つの注意点】

【オーストラリアのカントリードライブ 6つの注意点】

お役立ち情報満載です。ぜひご覧いただき、快適なドライブを楽しんでください。

【文:海外書き人クラブ 柳沢有紀夫】

(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)



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