【モロッコ在住ライター直伝】マラケシュで試したい「モロッコ料理&飲み物」ベスト5

生ジュース屋さん

アフリカ大陸北西に位置するモロッコ最大の観光都市マラケシュ。今回はそのマラケシュでぜひ味わっていただきたい「モロッコ料理」ベスト5を現地在住の私がご紹介しましょう。

こんにちは。海外書き人クラブ新会員、モロッコ在住の草野マキです。

モロッコ料理といえば、とんがり帽子の土鍋「タジン」が日本でも流行り有名になりましたね。ただ「モロッコってタジン以外は何があるの~?」という声を聞くことも多いのです。

というわけで今回は「マラケシュでモロッコ人が普段食べているおいしいもの」をお伝えします。

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1 マラケシュ名物「タンジーヤ」(タンジーヤという壺で煮込む肉シチュー)

マラケシュ人は「タンジーヤ」に特別な思い入れがあります。女性が台所を取り仕切るのが常のモロッコで、それは唯一の、と言ってもよいくらい、男性によってつくられる料理だから。「俺はうまいタンジーヤが作れるんだ。こんど俺のタンジーヤを食べてくれ」という料理自慢(?)の男子もたくさんいます。

マラケシュ名物タンジーヤはそんな男くさい、いかに肉の塊を柔らかく香り高くするかがポイントのワイルドな料理です。(料理というか壺に材料をほり込むだけ…ですが)

材料は好みの肉(牛肉、羊肉、鶏肉)とモロッコ独特のスパイスたち(具体的にはクミン、ウコン、モロッコ独特のバター“スメン”、ニンニク、ローリエの葉)。作り方は肉をモロッコ独特のスパイスと塩レモン、オリーブオイルでマリネ漬けしたあとに、タンジーヤとよばれる素焼きの壺にいれ、炭火で6-8時間ゆっくり肉がトロトロになるまで火を通します。

今でも、ハマム(公衆風呂)にこのタンジーヤを持っていき、ハマムを暖めるために使われた木材の炭の山の中に、タンジーヤを潜り込ませて、トロトロにさせます。または、町中にはタンジーヤ専門店があるので、そこに持ち込み、トロトロになるまで煮込むこともできます。

タンジーヤ専用の窯。この中に6-8時間放置

タンジーヤ専用の窯。この中に6-8時間放置

できたてタンジーヤを食べたい方には、大道芸人が夜な夜な繰り出すジャマ・エル・フナ広場からSemaline通り(スマリン通り)に抜ける途中に、オリーブの実だけを扱うスークがあり、その向かいにタンジーヤ屋台がたくさんあるので、ぜひそこで。タンジーヤはほぼ肉の塊の料理、味を決めるモロッカンスパイスが人によっては好みが分かれるところなので、まずは最小単位でお試しあれ。

 

2 モロッコのママの味「クスクス」

クスクス

「クスクス」とは、世界一粒の小さいパスタといわれているもので、粟粒状のセモリナ粉です。これを蒸して、ふっくらさせたものに、水炊きのようなものを汁ごとかけて食べます。牛肉、羊肉、鶏肉などで出汁を取ります。玉ねぎの薄切りをキャラメリゼしたものとモロッコ独特のゴールド色の干しブドウがクスクスの頂点を飾り、塩味のベースのクスクスにほどよい変化を与えてくれます。

フェズもクスクスがおいしい町ですが、ここマラケシュのクスクスは味が濃厚。ちょうど水炊きのように、薄味の野菜がたっぷりなので、たいていの日本人はクスクス好きになります

クスクス

マラケシュには肝っ玉母さん風モロッコ人女性が一人で切り盛りしているクスクス専門店があります。場所は少し観光客がうろうろするエリアから離れているのですが、この辺りは旧市街の昔ながらのご近所感にあふれているので、歩きながらそういう雰囲気を感じるのも楽しいものです。

金曜日はイスラム教では休日で家族全員が家にいるので、モロッコではクスクスをたべる習慣になっています(最近は、会社勤めの人は日曜休みなので、日曜にクスクスをたべる家庭も増えています)。金曜日になれば、他の曜日はクスクスをあつかわないレストランや大衆食堂でもクスクスをだすところが多いので、地元の人で賑わっているところでクスクスを食べるのもおすすめです。

地元の人で賑わう食堂

地元の人で賑わう食堂

(蛇足、クスクスのお供にLben“ルブン”という飲むヨーグルトの砂糖なし版のようなものが出されることがあります、おそらくご家庭で招かれるとほぼ100%出てくるこれは、伝統的な生乳を発酵させた飲み物。かなり酸っぱい飲むヨーグルト的ドリンクなので、口に合わなければきっぱりお断りするのが良いか、と。このルブンに残ったクスクスを入れてお粥みたいにして飲むのも好まれます)

 

3 栄養たっぷり女性にも男性にもおすすめ「エスカルゴ」(カタツムリのスープ煮)

 

 

エスカルゴ

私はモロッコに通算6年ぐらいいますが、最近初めて食べたもの。これまで身体によい、とか女性の冷え性に効くとか、滋養強壮にいいなどいろいろ聞きましたが、食べられなかった代物。しかし、日本から来た友人がパリに行ったら絶対食べるほどエスカルゴが大好きと聞き、そんなにおいしいものとは!?と食べてみたら、日本の佃煮に通じる味と感触。フランスのものよりも随分と小ぶりなエスカルゴはスープたっぷりのお椀に入れて供されます。なんだか懐かしい爪楊枝で殻の中をホジホジしながら食べると、ポロッと中身が出てきます。茶色の物体は、普段みるカタツムリとは別もののようで、貝の佃煮のようです。

ジャマ・エル・フナ広場のカフェフランス前に夕刻からずらっとエスカルゴ屋台が並びます。ジャマ・エル・フナ広場の屋台は店頭に値段表をぶら下げるのが義務付けられているので、値段交渉など必要ありません。大きなお椀で10DH(約120円)。

 

4 出産祝いに作られる、これを食べればモロッコ通の「Trid(R’fissa)」(きし麺風ぶっかけヌードル)

ルフィ―サ

独身のときは会う事のなかった、この食べ物。結婚してから、この料理の存在を知りました。誰かが出産するとほぼ必ずでてくるこの料理Rfissa(ルフィーサ)。ベルベル語ではTrid(トリッド)。時間と手間がかかるモロッコ料理の代表選手みたいなものです。

まず、小麦粉とサラダ油でMsenmen(ムセンメン)とよばれるクレープのようなものを何枚も作り、それを手かハサミで約1cm幅に裂きます。わたしはこれをモロッコ版“きし麺”だと思っています。それに、別鍋でつくった鶏丸ごと1羽を玉ねぎとコリアンダー、パセリ、ニンニクなどで煮込んだスープをかけ、これまた別鍋で煮たレンズ豆とアラビア語でハルバとよばれる種(フェヌグリーク)をかけて出来上がり。完成までには軽く2時間半はかかるでしょうか。

以前はレストランで出されることはほとんどなかったこの料理。最近、マラケシュでは事前予約が必要なところもありますが、一般のレストランで出すようになり、外国人にも知られるようになりました。マラケシュ旧市街では、レストランTerrace des Epices(テラスデエピス)や、事前に要予約ですが、Dar cherifa(ダールシェリファ)で供されます。

 

5 ジャマ・エル・フナ広場の屋台の「フレッシュジュース」

生ジュース屋さん

世界遺産ジャマ・エル・フナ広場のフレッシュジュース屋さん(ジューススタンド)。何軒も軒を連ねていますが、どこもオレンジジュースは1杯4dh(円換算50円弱)。持ち帰り用のプラスチックボトル入りにすると若干高くなりますが、それでも60円程度。ここのジュース、基本的にはしぼりたてなのですが、砂糖が入ることがあるので、砂糖なしをご希望の場合は「ノーシュガー」と伝えましょう。

いろいな果物が軒先に並んでおり、好きなものをまぜてミックスにしてもらうこともできます。面白いものはザクロとか、プルーンなど。ザクロはビタミンCが豊富で美白効果があると言われていますし、プルーンは鉄分豊富。お店の人のおすすめを聞きつつ、目の前の新鮮なジュースを混ぜてもらうのは楽しいですよ。

なお、オレンジジュース以外は高めですので、お値段確認を。といっても、120円とか150円の範囲です。

 

以上、【マラケシュで試していただきたい「モロッコ料理&飲み物」ベスト5】でした。

(文:海外書き人クラブ 草野マキ)

(※お世話係注)別のライターが書いた【モロッコで食べたり飲んだりしたいものベスト7】とぜひ読み比べてください!

(「海外在住ライターを使ってみたい」と思われている方。「海外在住ライターになりたいと思われている方。耳寄りな情報があります。ぜひこのページの下のほうまでご覧ください)



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